U-23 vs モロッコ戦
週末は嫁方の実家で法事があり、息子共々練習に参加できませんでした。
そうこういってる間に、U-23日本代表がスペイン、モロッコを撃破し決勝トーナメント進出。
そんな試合で、これは!って思ったことを書いてみたいと思います。
スペイン戦は、正直あまり面白くなかったです。スペインの攻撃には怖さがなく、後半は一方的な感じでした。それでも、マタは飛びぬけて上手かったけど。
面白かったのはモロッコ戦。
なにが面白かったかというと、両チームとも同じような戦術で戦ってたから。力も互角だとすれば、監督の采配が勝敗を分けそうだ!って思いながら見てたら、本当に面白かった。
まず、基本的な攻撃パターン。これも一緒。日本代表とも一緒。
1)ボランチがDFラインまで落ちると同時に、SBが高い位置を取る
2)中盤に空くスペースに立てパスを入れる
U-23なら扇原、日本代表なら遠藤や長谷部が1のプレーをします。
まずモロッコの対策は、全員引く!
CBがボール持ってっても、プレスに来ません。自陣のスペースを徹底的に消してきました。これだと、得意な攻撃パターンで崩すのはなかなか難しい。
次に日本の対策は、キーとなるモロッコのボランチに東をマンマークにつけました。正確に言うと途中から。前半の前半は、このボランチから結構やられていたので。それにしても東はしつこかった…よく走りました。
そこでどうなったかというと、モロッコは何も出来なくなりました。一方U-23日本には、パスの出せる吉田がいた。この差は大きかった。吉田は素晴らしい球出しをしてましたから。
んで、結局どうなったかというと、モロッコは疲れてきたけど勝たなければいけない。だから前に行かなきゃってタイミングで、関塚監督は斉藤を投入。攻撃的にシフトしたU-23にスペースが生まれ、決定機を作り出し始めた。そして、今まで無かったDFの裏を見事についた永井の弾丸スピードで点を決めて勝っちゃったって感じです。
とにかく、前半から後半途中までの攻防は、見ごたえ十分でした。
更にもう一点が、清武選手の質の高さ。特にオフザボールの時。これは、是非選手達に真似して欲しい。香川選手も上手いよね。
この試合では、特にスペースが無かった。それでも、しっかりボールを受けてプレーしてました。それは、ボールを受ける前の動作が素晴らしいから出来たんですね。マークに付かれていても、いったん前に行って、一気にバックすることでスペースを生み、ボールを受けるってことを繰り返してました。
戦術が見事にはまり、ポイントポイントで、個々の技術差が出た試合でした。
監督としては、してやったりで気持ちいい試合だったんじゃないかなぁ~。
今夜はホンジュラス戦。
勝てば首位通過で、ベスト4も見えてくる!
う~、楽しみです。