2013-01-20:練習報告 チームで考える

 
前日は5年のIコーチに見てもらったが、急成長するための発射台に立ったヤマトが、ゲームで合計7得点したらしい。多くの選手が得点したようだ。終わったときの選手の表情からは、楽しくトレーニングが出来たようすだった。

さて、20日は計18人参加。
テーマは ” 強いパス ” 。もちろん、コントロールも意識して。

では、トレーニングメニュー

◎ ウォーミングアップ
◎ コーンドリブル
◎ コントロール&パス(三角)
◎ 6vs0、6vs1
◎ ゲーム

◎ ウォーミングアップ
前回と同じ。姿勢とコーディネーション力に関して主に声をかける。実は、2年生もブラジル体操を取り入れるつもりでいたらしく、先を越されたと言われた。徐々に不自然な体の動きが減ってきたが、まだまだ面白い。

 
◎ コーンドリブル
前回と同じ。4本のコーンの間を、とにかく速くドリブルで抜ける。最初は、狭い(70cm)間隔を10分。その後広い(140cm)間隔を10分。何度も何度も繰り返す。最初は元気いいが、後半になってくると選手の意識の差がでてくる。前も書いたが、自分との闘いに挑まないといけないと思う。
アオトは、このドリブルトレーニングの成果が一番ゲームに出ている。

 
◎ コントロール&パス(三角)
3mくらいの距離で三角形を作り、パス回し。マーカーを敵とみなす。
・ボディーシェイプ
・敵を外すタイミング
・ボールの要求の仕方
・パスの精度
・周囲を確認する
いくつも意識すべきポイントがある。混乱しそうだが、これらは必ず1セットで意識しないといけないこと。この意識の部分に関しては負荷を高めていこうと思うので、全てを要求することにする。
周囲の確認では、出し手でも受け手でもない、もう1人の選手にも意識させる。出し手をみて、転がるボールを見て、受け手が止めるのを見る。出し手が出してから、ボールが転がっている間は見る必要はない。自分の次とるべきアクションを確認するために、周りを確認しよう。

 
◎ 6vs0、6vs1
これが、今回のメインメニュー。本当に面白かった、というか笑った。
僕 :『 6vs0のゲームをやる 』
選手:『 ??? 』
僕 :『 相手がいなければ、絶対点獲れる? 』
選手:『 獲れる(当たり前ジャン!って顔して) 』

と言うので、ルールを説明。
ルール1:絶対2タッチ(ダイレクトも3タッチもダメ)
ルール2:全員が2回以上触る
ルール3:全員がピッチの端に並んでスタートし、反対側のゴールにシュート
ルール4:ゴールタイムが速いチームの勝ち

始めてみたら、点が入らない入らない入らない。ダイレクトで蹴っちゃった、2回触ってない選手がいる等。チーム毎に色々と作戦を考えている。自分達で解決策を導くことは大事なこと。いい傾向。
徐々にゴールできるようになってきた。横並びの選手達が、どんどん横へパスをしながら進んで行く。しかし、ゴールをすることばかり考え、スピードを上げることが考えられていない。

個人でスピードが上げられる方法を伝える。
『 パススピード 』と『 コントロールの精度 』

選手達の動き(作戦)が変わらず、前へ進む意識が高まらないので、ルールを変更。

ルール1:ダイレクト・2タッチ
ルール2:全員が1回以上触る
ルール3:全員がピッチの端に並んでスタートし、反対側のゴールにシュート
ルール4:ゴールタイムが速いチームの勝ち
ルール5:1人ディフェンス

僕がディフェンスに入り、” 見え見えの横パス ” と ” 弱いパス ” をカット。また、選手達が考える考える。

ようやく、人とボールの ” 縦 ” への動きが出てきた。

出し手と受け手それぞれが、どこを狙うとチャンスになるのか?
そこに、どんなパスを送ればチャンスになるのか?

この2点に気付いてもらいたくてやってみた。選手達はそれぞれのアイデアを出しながら楽しくやっていた。今度は、人数を少なくしたり、横幅を狭くしたりしながらやってみたいと思う。追い越す動き、ポストプレー、スイッチなんかが出てくると最高に楽しくなるんだが。

 
◎ ゲーム
リーグ戦。市長旗杯出場をかけた闘い。
今回の結果で、首位チームが入れ替わった。実は、3チームにはそれぞれの特徴がある。守備からカウンター向きなチーム、ボールを保持できるチーム、超攻撃的なチーム。面白いことに、それぞれのチームの特徴にあったサッカーをやったチームが勝っている。

先月までは、守備からカウンター向きなチームが首位だった。2人の後ろ目の選手がボールを奪い前線の選手へカウンター発動。この形がはまっていた。しかし、年が明けてからその2人の選手がドンドン前へ突進してしまう。すると守備が崩壊し一気に失点が増え、勝てなくなってきた。
逆に、超攻撃的なチームが調子を上げてきた。エース級の2人が噛み合ってきたことで、攻撃が単調でなくなり、他のチームのディフェンダーが対応しきれなくなっている。

市長旗杯まで、あと1~2回しかリーグ戦が出来ない。

全チーム、最後まで諦めず頑張って欲しい。

今日の6vs0のときのように、チームで色々話すといいよ!
 

Author: tademako

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