2002年組 U-10の振り返り

 
今年度から次のステップへチャレンジする2002年組の選手達。
その前に、U-10(4年)を過ごした1年がどんなだったか振り返る。
( 記事の順番がおかしいですが、気にしないでください... ) 
 
 
春の県大会。強豪相手に大善戦し調子にのった僕は、選手達に 「 市大会で勝つ 」 と伝え、僕の目標も勝敗に傾いていた。その為の ” 底上げ ” とうたった基礎トレーニングは、結果として中途半端に終わった。大会の結果は、予想もしなかった予選敗退。選手達は本当に頑張ってくれたが、目標を達成させてあげることが出来なかった。

 
その後腹をくくり、徹底的な基礎技術習得のためのトレーニングに取り掛かった。とにかく沢山ボールに触る時間を作った。そしてコントロールの向上だけを目指した。多くのことを止め、少しのことを始めた。目先にこだわらず、選手達の将来を考え、選手達が一生ものの技術を身に付けることを目指した。選手達にも、本気でサッカーが上手になると思うことを義務として課した。
 
結果、選手達は確実に成長した。派手な技術を身に付けたわけでもなく、チームとして輝かしい戦績を残したわけでもないが、自信を持って言える。
 
 ” 選手達は、確実にサッカーが上手になった ”
 
地味だけど、超大切な技術が格段に上達した。上達に合わせて、サッカーが変わってきた。選手達は、これからの自分自身に期待し、自信を持ってサッカーに取り組んで欲しい。
 
また、仲間や支援者との関わり方も色々経験し考えるようになった。合宿の厳しい追い込みは、皆で声をかけながら脱落者なく乗り切った。3チームに分けて長期リーグ戦もした。全員でブラジル体操も始めた。試合には電車で行った。選手達だけでフォーメーションを考え試合に臨み、選手達だけで試合の総括もした。協力して試合用のグランドも作った。練習試合では副審もやってみた。1泊2日で遠征にも出かけた。まだまだ自律・自立したとはいえないが、スタート地点には立った。
 
 ” 選手達の意識は、変化を始めた ”
 
 
今年、来年、更にその先の選手達の姿を創造することが楽しみになる終わり方が出来た。
 
選手達の頑張りで、充実した1年を過ごすことが出来た。
 
 
 
しかし、この1年で一番成長したのは...

 ” 僕 ” かな。

この1年は、選手達から沢山勉強させてもらった。考えや思いがまとまり、選手達の将来を背負う覚悟がもて、今ようやっとコーチらしくなれてきたかなと思う。選手達のおかげで、成長できた1年。色んなことが間に合ってよかったと思う。
 
 
2012年度、選手達のU-10年代を一緒に過ごした1年は、僕にとって一生忘れられない宝物の年になった。
 
 

Author: tademako

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