サイドハーフが逆足サイドでいいプレーが出来る理由と技術

 
チサトがサイドでのプレーで良かったと書いた。コウキやハヤトも、 ” 左サイド ” でプレーさせたら良いプレーを見せる。タツキもそうだし、6年のユウトなんかもそうだな。
 
しかし、利き足サイドでプレーすると相手を交わすことが難しくなり、相手にボールが引っかかることが多くなる。これは、トップに呼ばれている選手もそうでない選手も一緒。
 
 
何故、チサトは良いプレーができたのか。コウキやハヤトが左サイドではいいプレーが出やすいのか。
 
 
 
実は、これには明らかな理由があります。
 
それは
 
『 体(胸)がゴールに向くから 』
 
です。
 
すると、DFと正対できます
 
 
じゃあ、そのことを意識したかというと、そうではないと思う。
 
実はこれ、逆足サイド(右利きなら左サイド)でプレーすると、自然と出来ます。
 
 
これにも理由があります。
 
それは
 
『 利き足でボールに触りたいから 』
 
です。
 
 
実際のプレーで見てみます。
 
『 右利きが右サイドでプレーした場合にありがちなプレー 』
 
・ワイドでボールを受ける
bad_1
 
・縦へコントロール&ドリブル
bad_2
 
・CBをつり出してセンタリング
bad_3
 
 
これが、左サイドでのプレーならどうなるか?
 
『 右利きが左サイドでプレーした場合 』
 
・ワイドでボールを受ける
good_1
 
・ゴールに向かってコントロールする(DFと正対する)
good_2
 
 
右利き右サイドのプレーが全くダメかというとそんなことは無いが、これだけフリー(サイドバックの裏を取っている)ならゴールを目指してボールコントロール&ドリブルできないだろうか?CBに向かってコントロール&ドリブルできれば、2vs1で完全に崩しきれる状況である。
 
・・・
 
という結果論はどうでも良くて、
 
スペースに逃げるんじゃなく、相手に向かう ことで、打開しようとするかどうかが、僕にとって良いかどうかの判断基準。
 
 
正対することが最優先だから!
 
 
そう考えると、右利きが左サイドでプレーすると、自然と内側を向いて、相手と正対することが出来る。
 
 
ジュニアの場合、この違いが利き足とポジション(場所)によってのみ起きている場合がある。
選手が意識しているかどうかを、我々はもっと慎重に見極める必要がある。
 
 
とても重要な ” 技術 ” だから。
 
 
 
サイドハーフ(WG)であっても
 
相手に向かえ
 
ゴールに向かえ
 
 
 
なぜ相手に向かうのか?
なぜスペースに逃げてはいけないのか?
(僕が何故そう思っているのか) 
 
 
次の記事で、その理由を書く。
 
 

Author: tademako

Comments are closed.