2012-09-15:練習報告 基礎技術

 
市大会が終わって初の練習。
しかし、5年生の練習試合に帯同した選手や、敬老会のイベントに参加する選手などいて、計9名と少し寂しい練習になりました。

しかし、もう一度基本を見直すという意味で、現状把握といいトレーニングが出来たと思います。

早速トレーニングメニュー

◎アップ
◎ドリブル
◎パス1(対人パス)
◎パス2(動作付)
◎ゲーム(4vs4)

計3時間でしたが、ドリブルで1時間、パス&コントロールで1時間、残りゲームといった時間割。

今回のトピックスは、全て ” 円 ” を作って行いました。
これが、なかなか効率がよくいい感じでした。
※今回は、すべて半径3mです。

◎アップ
ライン尻尾取り

【ルール】
・図のライン上のみ移動可能
・後ろには移動できない
・人と向かい合ったら、手でタッチして二人とも反対を向く
・尻尾を沢山とったチームの勝ち

単純な鬼ごっこではなく、周りを見て状況を判断する、先を読むことを取り入れた、ちょっと知的な鬼ごっこです。

◎ドリブル
いくつかポイントを変えながらやりましたが、全てに共通して伝えたことは以下4点。

・へそ、ひざの下でボールを触る
・一歩一回ボールに触る(インステップで押し出すイメージ)
・ボールは間接視野で捕らえ、周りを見る
・スピードを意識する

1)グルグルドリブル
2)グルグル+方向転換

3)瞬間移動

4)ライン尻尾取り(ドリブル編)

今までやってきた、”コーンの間を細かいタッチで抜けるドリブル” だけでは、試合で活かすシーンは少ない。ボールに沢山触れ、タッチの感覚は良くなってきたけど、ボールを運ぶ動作としては活かされない。現に、まっすぐボールを運ぶことがなかなか出来ない。” 正しいドリブル ” ができるように、次のステップへ移行です。

これらは、選手の習熟度にあわせ難易度や、テーマを上げて行きたいと思います。

◎パス&コントロール
まずは、” 足元へボールを止める ” ことを徹底していきたいと思います。今主流の、ファーストタッチを意識することとは反することですが、まずは止めることが出来ないといけないだろうと思っています。(それくらいボールを止められないから)

しかし、対面パスでは、どうしても止めることの意識が高くならない。
そこで、”ボールを止めた足を地面に下ろさずそのまま蹴る”というルールをつけてやってみたりもしました。足元にボールがないと蹴れないので、自然と止めることを意識するようになります。

あと、パスに対しては
・スピード
を要求。もちろん、ボールを受ける前の首振りと、蹴る前のアイコンタクトも伝えます。これらは全てセットなので、癖にしてもらいたい。

1)対面パス:ぶつけるなぁ!

自分達だけでなく、相手のボールにぶつからないようにしっかり周りを見る。
あとは、ボールのスピードによって止め方を工夫しよう!
もちろん、パスカットされないパススピードも大事!

2)パス&ムーブ

左の選手にパスをしたら、右に空いてるスペースへ移動。
もとの位置に戻るまでやる。ちょっとレベルが高かったようでした…

◎ゲーム
次の日が、JFEまつりのミニサッカー大会があるので、ミニサッカーの広さでゲーム(4vs3)。
トレーニングでやった、ボールの運び方とボールを止めることに絞って声をかけ続けました。

本当は、シュート練習や1vs1などもやりたいのですが...
今日のような基礎練習をやってみると、普段からボールを触ってる選手と、ほとんど触っていない選手で、精度の差が非常に大きくなってきています。多くの指導者の方々が頭を悩ませるところじゃないかと思いますが、皆さんどうやってるんでしょうか...

来月一杯は、全員こういったメニューを中心で行い、ある程度の精度がある選手は別のメニューも追加していき、精度の低い選手はひたすら基本トレーニングを続けようかとも考えています。

ボールを触らないと精度は高くならない。
1日10分、意識して触るだけで、一気に上手になるんだけどなぁ~。

Author: tademako

Comments are closed.