止 ⇒ 動 そして 正対 (駆け引き)

 
マンチェスターシティー vs チェルシー
2-0でマンチェスターシティーが勝ちました。

ヤヤ・トゥーレ選手の1点目。

” 駆け引き ” ・ ” 正対 ” ・ ” シュート技術 ” どれをとっても最高なんです!!


※元動画が削除されていたので、差し替えました。0:30くらいからのシーンです。 

ヤヤ・トゥーレ選手の動きが一瞬止まったと思った瞬間、DF2人を置き去りにしてペナに突入。
スペースへ抜けていくのではなく、ゴールを防ぐ3人目のDFとあえて正対し、DFとGKと一緒に駆け引き。
完璧なシュートがゴールに吸い込まれる!!
 
静止画で見る

◎ シーン1:ボールを受ける前の、ヤヤ・トゥーレ選手とDF、ゴールの位置関係を見ておこう!
DFの間( 門 )に立ち、パスコースに入ってる。

  
◎ シーン2:ボールをコントロールする瞬間
当然DFは詰めてくる。ここでボールを受けたら、君ならどうする? 僕なら内側( ゴール正面側 )にコントロールしてシュートっていうイメージ。だけど ヤヤ・トゥーレ選手は違ったよ!

シーン2の拡大版
これを見ると、内側へ切り込もうとする体制を作ってることが分かる。でも、これが ” 駆け引き( フェイント )” なんだ。

 
 
◎ シーン3:止まってから、急に動くと、DF2人を置き去り…
車も、DFも急には止まれない。つっこんで来るDFの方向とは逆方向にワンタッチ( コントロール )で交わす。これで、2人のDFは着いてこれない。

シーン3の拡大版
このDF2人、小畑杯で2002年組のディフェンスがクルクル回ってやられまくった格好に似てるぞ。

 
 
◎ シーン4:あえてDFと向き合う…
このシーンが凄い。バルサのイニエスタとかも良くやるね。僕らなら目の前にあるDFの間に突っ込んでしまいそうなところ。しかし、目の前のDFとあえて正対し、駆け引きする選択。

 
◎ シーン5:GKとも駆け引きしてシュート

 
 
さてさて、この短い時間のプレーの中に、2002年組全員が習得する基礎テクニックが ” ぎゅ~っ ” と 詰まっていることに気付いただろうか?

シーン2のコントロールは、C3にある、相手をいなすコントロール。
シーン4の正対は、ドリブル・コントロール・パスを全て含めた3段階目 ” だます ” 為の基本動作。
 
2002年組の選手達にも出来るプレーだということだね!
 
シーン4で正対するのは、ものすごくメリットが多い。二人の間を突破することと比較してみるとこんな感じ。

1:相手にするDFが1人 ( 間を突破しようとしたら2人 )
2:ゴールへの角度が大きい ( 突破したら、ほぼシュートを撃てる角度がなくなる )
3:相手が飛び込めない ( これは、完全に正対したときのメリット )
 
スピード( 勢い ) だけでなく、 ” 正対する ” ことを覚えよう!!
 
 
最後に、シュート直前のシーンが次の写真


 
どこに蹴るか、DFもGKも分からない。
これも、基本テクニックを習得すれば出来る技術。

1:どこにでも蹴れる場所へコントロールする C1
2:敵の逆をつくパス(キック)をする P3
 

ね、習得する基本テクニックばっかりでしょ!!
 
 

Author: tademako

One Response to “止 ⇒ 動 そして 正対 (駆け引き)”

  1. 駆け引き その1:駆け引きの定義 - FC千葉なのはな稲毛 2002年組 - 2013年2月27日

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