駆け引き その1:駆け引きの定義
- 2013年02月27日(水)
- in 46_駆け引き
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前の記事 『 止 ⇒ 動 そして 正対 ( 駆け引き ) 』 で、ヤヤ・トゥーレ選手の見事な ” 駆け引き ” からのゴールを紹介したので、駆け引きについて説明していこうと思う。
これだけ ” 駆け引き ” と言い続けながら、 ” 駆け引き ” とは何ぞやってことは一回も書いていなかった。選手達と意思疎通が取れていない可能性がある。これはイカンというわけです。
まず、駆け引きを国語辞典(goo辞典)で調べてみると、以下のような意味だそうだ。
1 商売や交渉・会議などで、相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること。「―がうまい」
2 戦場で、時機を見計らって兵を進めたり退(ひ)いたりすること。
これを2002年組に伝えてもチンプンカンプンになるだけなので、2002年組における ” 駆け引き ” を定義してみる。
まず、駆け引きに成功したかどうかを、なにで判断するのか。僕の場合は
『 相手に 「 えっ、**** かよ! 」 って思わせること 』
が出来れば大成功とする。
下の例の場合、相手は 「 えっ、**** かよ! 」 って思うだろうか。
” シュートを打ちますよ ” と構えてからシュートする
” 右にパスしますよ ” と構えてからパスをする
” 縦に行きますよ ” と構えてからドリブルをする
これでは、相手は 「 えっ、シュートかよ! 」 とは思わないだろう。マークしてる相手なら 「よし!」 と思うだろう。なぜなら 相手もシュートが来ると予想しているから 。
では、下の例はどうだろうか。
” シュートを打ちますよ ” と構えてから センタリングする
” 右にパスしますよ ” と構えてから 左にパスをする
” 縦に行きますよ ” と構えてから 急に止まる
これなら相手は 「 えっ、センタリングかよ! 」 って思うだろう。「 やばっ! 」 って声を出す選手もいるだろう。
シュートをうちますよと構えることで、相手は ” シュートを打ってくる ” と 予想し準備する 。
しかし、 ” 予想外 ” のセンタリングだったため、 「 やばっ! 」 って声が出て対応が遅れてしまう。
これが、2002年組にとって 駆け引きに成功した状況 である。
※センタリングが成功すれば、辞書の意味の通り、自分に有利になるように処置ができ、チームにとって大チャンスになる。ただ、駆け引きだけをピックアップしているので、技術が成功したかどうかは駆け引きの成功かどうかには含まない。
よって、僕なりに サッカーにおける駆け引きを定義するなら、
『 相手の予想を外すこと 』
ということになる。
さあ、実際にやってみよう! と言っても、 どうやって予想を外すのか が分からないと出来ない。予想を外すために必要なことは ” 技術だけではない ” 。
予想を外すために必要なことが何かを知る為に、” 予想をする・予想を外す ” 仕組みや理由を理解することが必要であり、サッカー選手として重要なことが何かを知ることが出来る。
次回は、” 予想を外す ” ということについて書こうと思う。
ここまでのまとめ
駆け引きに成功するとは
『 相手の予想を外し、「えっ!」って思わせる 』 こと
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