2013-03-31:練習試合(西小中台FC・磯辺FC)

 
稲毛FC外交担当、新3年トップのKコーチのおかげでこぎつけた念願のTM。
対戦相手は、関東2位に輝いた西小中台FCさん、市大会2チーム出しで2チームとも決勝トーナメントに進出した磯辺FCさん。実績からいけば、なかなか相手をしてもらえそうの無い強豪チーム。

まず、午前中雨が降った後のグランド準備など、試合に向けてご尽力いただきました西小中台FCの皆様、有難うございました。磯辺FCの関係者皆様、有難う御座いました。今後とも、昼・夜 両方の部でよろしくお願いします。
 
さて試合に関して。今回は、対戦の都合上 A・Bチームに分けた。

まず最初はAチーム。県内最強レベルのチームとの対戦。しかし、やる前から違和感を感じていた。アップが始まったらもっと感じた。1試合目が始まったらどうしようもなくなっていた。
 
 ” 全 て が 小 さ い ” 
 
声も、動きも、ドリブルも、パスも、視野も…そして気持ちも
開始1分で、なにもしないまま先制点を奪われ、そのまま15分経過。結局6失点。2~3分に1点奪われる。こんなの、何もしていないも同然。たしかに相手は上手だった。上手くて、速くて、強くて、早くて。すべての1vs1で、体の使い方が上手いし強い。何より、パスの質と視野(イメージ)の広さが凄い。今まで対戦したこと無い力を持った相手だった。それでも、それ以上に2002年組の選手達はなにもしなかった。一矢どころか、意地も見ることが出来なかった。試合が終わった後、選手達のユニフォームがきれいだったことが残念だった。
 
 
その次はBチーム。Bチームとはいえ、止める蹴るの技術の差はほとんど無い。今現在の、スピード差、アジリティ能力の差、体の強さの差が実力差となり、今回はBになっている選手達。AとBには、たったそれだけの差しかない。そんなBチームの選手達は、一生懸命ボールを追いかけ、人に喰らいつく。ボールを持てば、相手に仕掛け、ゴールに近い選手を探しパスを試みる。トップにボールが入れば、雪崩のように押し上げる。15分試合をし、なにも印象に残らなかったAチームと比べ、強いチームはBチームだった。上手な選手はAチームのほうが多かったが、強かったチームはBチームだった。
 
もちろん、Aチームには、僕や監督から ” 活 ” が入る。Aチームに入った選手達は、そこから変わった。初戦0-6で敗れた相手に、次戦は0-1になるまで ” 抵抗 ” することが出来た。
 
でも、それでいいのか?
コーチ達に言われたからやるのか? 言われないとやれないのか?
自分達でやりたいから、サッカーやってるんじゃないのか?
 
4年最後の1ヶ月、 ” 心を鍛える ” ことをテーマにしてきたが十分なトレーニングになっていなかったようだ。
 
 
技術的な点で目に付いたのは、全員コントロールに関して抜群に良かったこと。ほとんどコントロールミスは無かったと思う。次は、コントロールした後のあらゆるスピード(判断・パス・ドリブル・シュート)を上げること。その為に、事前の情報をしっかり持ち、次のプレーをイメージすることが重要。半年間徹底したコントロールに関しては、十分に試合で表現出来るようになってきた。
 
正直、コントロール・パス、つまり止める・蹴るしかトレーニングしてこなかった割には試合になっていたと関心する。選手達のイメージは、僕の思ってるところよりも更に高いところにある。これからは、選手間の関わり方(グループ戦術)などもトレーニングしていくと思う。どんなプレーが飛び出すようになるのか、これからがますます楽しみになった。
 
選手個人で目を引いたのは、コウキ・ヒカル・タツキ、そしてアキノリ。
コウキは1vs1ではほとんど交わされなかった。正直僕の想像以上についていけた。土曜日に教えた体の使い方も、抜群に良かった!ポジショニングを覚え、サッカーを覚えたらもっと面白い選手になれるぞ!
ヒカルは超積極的だった。コントロール・パスともグングン精度が上がっている。前線に絡もうとする心と体の向きが良い。2002年組の中盤争いに食い込んできた!
タツキは、高いレベルでの密集地でも、ボールをコントロールし捌くことが出来る技術があることを証明した。マタ抜きで最終ラインを突破したシーンもあり、イニエスタのようだと思った。もっともっとボールに絡み、相手の脅威になれるよう、頭と体を使い続けて欲しい。
アキノリからは、改めて可能性を感じた。いつも 『 なにかやるんじゃないか! 』 と思わせてくれる。大人達の予想に反するプレーにもっともっとチャレンジして欲しい。もっともっと沢山のプレーイメージを持ってチャレンジして欲しい。スーパープレー集なんか作ってみるかな。
 
 
 
今日は選手達にとっていい勉強になったと思う。選手達は、気持ちで結果が変わることを知った。
 
解散前、選手達に 『 心・技・体 』 の話をした( 内容は過去記事「『 心 』 が最初:目標達成するぞ!」参照 )。選手達はこの日、心(気持ち)の重要さを身をもって知った。今なら、何故 ” 心が最初なのか ” 理解できると思った。心の重要性を理解できると思ったから話した。
 
選手達は、理解してくれたと思う。選手達ひとり一人の目を見て話をした。真剣な目で僕を見ていた。今日ここから2002年組は ” 強くなる ” と確信した。
 
 

Author: tademako

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