2013-04-07:練習試合(小中台FC)

朝練の後のグランドでは、新4年生がTRM。1年前の2002年組も、こんなに子供っぽかったんだっけ!? なんて思いながら1試合観戦し帰宅。帰宅後ガサゴソしてから…午後のTRM。休む暇もなく。
 
強風吹き荒れるなか対戦いただいた小中台FCの皆様、有難うございました。またよろしくお願いいたします。
 
 
2002年組の参加選手は15名。今日は6年生と合同。全小予選前のTRMなので、5年生が割り込ませてもらった感じ。

今日のメインテーマは、『 心 』 。
 
4年最後のTRMの後話したことが、どこまで理解できているか! 選手達に伝え試合に臨んだ。

6年生の試合に出た選手達も、5年の試合に出た選手達も、まだまだ十分ではないが、ある程度強い気持ちを持って試合に臨んでいたと思う。でも、ベンチが黙るとちょっと落ちる。今日は、良い・悪いは気にせず、ベンチから『 前から潰せ! 』『 いけ! 』『 狙え! 』 と言い続けた。気持ちと体を、ハードワークさせたかった。

これからは、選手同士で 『 気持ちを高める 』 声が出てきて欲しい。そんな声を出せる選手が、『 2002年組のキャプテン 』 にふさわしいと思う。
 
 
技術面では、相変わらずコントロールは出来ている。大きく前にボールを弾いてしまうようなシーンはほとんどない。何度も言うが、選手達にはコントロールには自信を持ってもらいたい。そして、余裕を持ってボールを受けて欲しい。
 
今日特に良かったのは、全員のゴールへの意識がとても高かったこと。フィールドで出場した13名全選手がシュートを打ち、9選手がゴールを奪った。どうしたら15分で30本シュート打てるか考えてみろと言って選手同士でミーティング。その後臨んだ試合では15分で12点奪った。話し合った内容が実践できたかどうかは気にしない。シュートへの意識が高まり、サッカーの本質である ” ゴールを奪うこと ” を意識し続けられたことがとても良かった。
 
ここからは、全選手へ個別にコメント( 順番適当で意味なし )。
 
コウチャンは、途中からノリノリだった。シュート意識が ” グンッ ” と高くなった。それに伴いレンジが広くなり、角度も気にせず左足を振りぬけるようになってきた。エリア外から、2タッチコントロール後のスーパーゴールには、思わず『 よしっ! 』と声が出た!極端な話、ドリブルで10人抜いてもシュートを打てなければゴールにならない。逆に、ハーフェーラインからでもゴールできるキック力と技術があれば、相手を抜かなくてもゴールを奪える。ゴールに対する強い意識(欲望)を持ち、2タッチコントロールのリズムを癖にして欲しい。
 
ハルトは、次のプレーを意識し相手チームを動かしていた。自分で状況を判断し、プレーを選択できていた。これからは、コントロールした後の体の移行がもっとスムースに(自然に)なると、次のプレー精度がもっと上がる。もっと楽に、自然体でサッカーをやってみよう。ポイントは姿勢かな。
 
ボールをグランドの真ん中で持ったときのタツキは、決定的な仕事をする。ベンチから見ていて、『 え、そっち!! 』 と、僕の予測を外すプレーがいくつもあった。1試合の中でそんなプレーをもっと増やすために、もっともっとボールを受けるための動き(位置取り)を意識しよう。
 
ヤマトは点という結果を出し続けていることと、前線でボールを積極的に奪う姿勢が素晴らしい。シュート直前、アウトサイドタッチからの流れは天性の癖。ここにスピードと変化がつけば強力な武器になる。さらに ” 確実に ” 点を奪うためには、ボールを引き出す動き・動きながらのコントロール技術・そして2タッチコントロールからのシュートの形(横ズレ)をマスターしたい。ボールを引き出す動きに関しては、コウチャンにも話をした。受ける選手が、出し手に対して意思を伝えるためにどうすればいい?
参考 ⇒ 2013-04-04:夜間練習 コミュニケーション
 
ユウマは状況判断が良く、やり直すことを選択できる。試合を落ち着かせることが出来るセンスを持っている。2タッチコントロールを習得し、コントロールの後の動き出しスピード(2タッチ目のスピード)を上げ、ボールを奪われないステップを得れば、もっと余裕が持て、プレーの選択肢が増える。あと、強い足元へのパスをもっと意識しよう!
 
ケンタロウの右サイドの突破は良かった。スピードはないが、静⇒動 の時の距離感とタイミングでかわせる。交した後までのプレーイメージを持ち、プレー強度(パスやシュート)が高くなれば、もっともっと活躍できる。
 
トモヤの左サイドでのスピードは、やっぱり魅力的だ。今日は点も奪った。2タッチコントロールで、次のプレー移行をスムーズにする技術と、体の向き&視野の確保を意識すれば左サイドを支配できる選手になれる。
 
コウキは、狭い箇所をドリブルで抜くのは一番上手いかもしれない。あれだけ懐の深いドリブルができるのは、コウキとタツキくらい。パスの精度も上がってきたし、判断力も付いてきた。相変わらずのスッポンディフェンス。ふっと気が抜ける瞬間をなくし、集中し続ければチームを救える選手になれる。
 
6年の試合に多く出場したダイキは、個人技でトライしていた。おそらく意識的にトライしていると思う。スクールに通い自信がついたんだろう。足元は上手くなっているし、スクリーンも出来るようになっている。足技だけに頼るのではなく、体を使った相手との駆け引きにトライすれば、足元の上手さがもっと活きるはず。交した後のプレーイメージも持っておこう。
 
チサトは、もう少しコントロールの技術を高めよう。1vs1のディフェンス力は2002年組の武器。せっかく奪っても試合を切ってしまうプレーにしてはもったいない。しっかりコントロールして次のプレーを判断できるようになろう。
 
レンも、コントロール技術を高めよう。土曜日に参加できないというハンデがあるのだから、自分で集中してトレーニングするしかない。
 
アキは、6年の試合に多く出場した。真ん中から前で、チームを引っ張っていた。小さな体ながら、ボールを前線で落ち着かせていた。受けた後のプレーイメージはもの凄くいい。そのイメージを活かすための、繊細なワンタッチ技術を磨くこと。あとは、体が大きな選手相手と勝負するなら、横に並ぶのではなく、正対して駆け引きすることを意識しよう。シュートは、まずは力強く踏み込むことから。後は、豊富な運動量を維持する体力。沢山飯食え!!
 
GKで出場したナオキとショウ。2人とも非常に良かった。キャッチング後の状況を確認するスピードが格段に向上した。ボールが抜けてきたときに、” OKの声 ” が出ていた。この声が出るようになることは、とても重要なことで、フィールド選手達に大きな安心感を与える。ナオキはバックパスを受けてからのビルドアップ(攻撃の基点になるパス)が出来るのも大きな武器。ショウもコントロールが良くなってるので、強いパスにも取り組もう。2人の特徴は、” 前に出れるGK ” 。この武器は、なかなか訓練して得られるものではない。これからMコーチに色々教えてもらって、どんどん伸びろ!…身長も(笑
 
最後に、ハヤト。奪った3ゴールはどれも素晴らしかった。止まった状態での右足コントロールは、チームの中でも1,2を争う精度だ。今日一のプレーは、CBのときFWのヤマトへ出した、真ん中を切り裂くスルーパス。『 ヤマト! 』 と声を出してパスをした。この意思表示は、全選手に真似して欲しいプレー。直近の課題は、相手との距離感、コントロール後のプレースピードと質、そしてディフェンス時のステップ。まずは、対人での2タッチコントロールを習得しよう。
 
 
僕が今日のTRMで感じた、選手達自身に意識して欲しい、” 今の特徴 ” と ” 次への課題 ” 。全員コントロールの精度があがり、試合内容が ” グッ ” と良くなった。1つの基本が出来るようになれば、サッカーが面白くなる感覚は持ったと思う。今度は、選手毎にポイントが違う。自分の課題や強化ポイントをしっかり認識し、トレーニング中もドップリ意識して取り組んで欲しい。分からないことがあればドンドン聞きに来てほしい。上手くなって、もっと楽しいサッカーをしよう。
 
全員で上手くなろう!

Author: tademako

Comments are closed.