ポジショニング:必殺技発見か!?
- 2013年04月13日(土)
- in 40_技術, 47_ポジショニング
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『 なんで近づいて来るんだよ! 』
前回の体育館練習で何人もが言われていた。 「 ***だからです 」 と答える勇気のある選手はいない。
伝え方はさておき、” 離れて(離れながら)ボールを受ける ” ことはサッカーのひとつの ” セオリー ” とされている。
サッカーは、ボールを奪われなければ負けない。だから、出来るだけボールを奪われないようにしようとする。奪われないようにするために、個人のコントロール技術を高めたり、ボールキープの練習をしたりする。僕は、 ” 離れて(離れながら)ボールを受ける ” というのは、ボールを奪われないための ” 技術 ” なんだと認識している。
では、なぜ離れて(離れながら)ボールを受けることが、ボールを奪われないためのセオリーなのかを整理する。選手達はよく、4vs1 や 4vs2 の ” とりかご ” をやるので簡単に分かると思う。下の図で比べてみよう。
問題 : 上の4vs1 と 下の4vs1 どっちがボールを奪われにくいでしょうか?
自分がBで、Aからパスを受けると想定して考えてみよう...全員、下と答えてくれると思います。
じゃ、理由は?
答えは、敵が遠いから。
簡単なことだけど、超重要なセオリー。
” 敵が遠いと、ボールは奪われにくい ”
当たり前なんだけど、なんとなく凄い発見をした気がする。勘違いしてはいけないのは、ボール保持者( 味方 )から離れるのではなく、敵から離れるということ。
大事なことなので、もう一回。
” 敵 ” から離れると、ボールは奪われにくい
コーチングするときは、何に近づいてはいけないのかを正確に伝えないといけない。こんなシンプルな状況は、試合中なかなか発生しない。敵も沢山いる。ゴールを目指す。色んな優先度がごちゃごちゃになるからコーチングが難しくなる。なにを中心に考えるか、観るのかで違ってくるが、ボールを奪われないポジショニングを考えるなら、敵から離れることで間違いないと思う。
さらに、上の図をみていてもうひとつ気付いたことがある。超シンプルなんだけど、” 敵 ” から離れるための必殺技を発見したかもしれない。
味方がボールを持ったら、全員バックステップする!
どこでも、どのポジションでも!ボール保持者近くの ” 敵 ” を見ながら真後ろにバックステップすれば、ボールを奪われにくい距離を作れる。下の図のように。
しかも、バックステップするときって、進行方向が見えないから、絶対にキョロキョロすると思う。同時に周辺の確認にもなる。コントロールも下がりながらって難しいから、半身になりやすいんじゃないかな。しかも、全員がバックステップすれば、コート全体に広がって、幅と深さが自然に取れるんじゃね。なんと、一石四鳥の大発見な気がしてきた。
◎ 一石四鳥のまとめ
・敵から離れられる
・周辺を確認する
・コントロールするとき半身に慣れる
・深さと幅がとれる
ヤバイ、ワクワクしてきた。
早速、ハヤトとトモヤに協力してもらって検証してみることにする。できれば日曜日に2002年組全体で試してみたい。結果は追って報告する。