2013-05-16:夜間練習 ”考える”を考えた
雨が降るって知ってたのに傘を忘れた。
体育館練習についたのは20:00過ぎ。すでにゲームが始まっていた。
トレーニング終了後、解散前にコーチからのひと言。
「 考えながらサッカーしないと、良い選手になれない 」
「 サッカーだけじゃなく、普段の生活も一緒 」
Hコーチがこんな感じのことを伝えていた。その通りなんだが、選手達は 具体的に何をすればいいのか分かったのだろうか 。
ということで、” 考える ってどうすること? ” を僕の考えでまとめておく。
サッカーに限らず、人が行動するときには常に次のとおりだと思う。
1)状況を把握し
2)状況・戦術・ルール・セオリー等に沿って、今自分が何をするべきか判断し( 決めて )
3)実行する。
普段の生活から探してみると、これに沿って行動していることなんて ” い~っぱい ” ある。
例えば、『ごはんだよ~!』 と、お母さんから呼ばれ食卓にいく。
1)状況把握 : あれ、まだ皿も箸もがでてない
2)判断・決断 : お母さんは忙しそうだから、僕が準備しればいいな
3)実行 :『 お母さ~ん、お皿何枚だす? 』
お母さんに言われる前にここまで出来れば、「ありがとう!」って言われるんじゃない?それは、お皿を出そうとすることも褒めてくれてるけど、一番は、 ” 言われる前に気付いて行動できたこと ” を褒めてるんだ!
誰にも指示されず、実行するためには、1と2が重要だよってこと。
1と2まで出来たのに3をしないのは…論外…
では、サッカーに置き換えてみる。試合中だとする。
例1)俺は左サイドハーフ。逆サイドからボールが回ってきそう。
1)状況把握 : 右側からゴロのパスがきた。目の前に敵はいない。
2)判断・決断 : よし、余裕がある。
ボールから遠い方の左足でコントロールしよう。
しかも止まるのではなく少し前だな。
3)実行 :『 ナイスコントロール!!(コーチからの声) 』
例2)俺はセンターフォワード。敵のセンターバックがボールを持っている
1)状況把握 : センターバックから左サイドバックへパスが出そう。
2)判断・決断 : パスカットには間に合わない。
でも、前へボールを運ばれるのはだめだ。
よし、奪いに行くんじゃなく、サイドバックの前に回り込もう。
3)実行 :『 ナイスプレー!!(コーチからの声) 』
例2は、夜練でできていなかったプレー。実際には、ボールの軌道に沿ってDFへプレッシャーを掛けに行くが、あっさり前へ交わされていた。ボールのほうが早いんだから当たり前なんだけどね。
この、状況を把握し判断・決断することが、考えることなら以下のことが成り立つ。
考えながらサッカーをするというのは、常に状況を把握し続け、都度判断をしながら実行すること。
把握するためには、沢山のことを、観て知ることが大切。
判断するためには、沢山のパターン・セオリーを知っておき、沢山の ” 引き出し ” を持っておくことが大切。
考えること、
まずは、沢山のことを把握することから始めよう!
1人でもできる把握した結果から判断する力を伸ばす方法。
サッカーを沢山観てごらん!!
昔の記事で、似たようなことを書いてるものもあったので、参考に
1-3-1 と 5つの状況を判断する