1-3-1 と 5つの状況を判断する
- 2013年02月13日(水)
- in 10_練習報告, 20_トレーニングメニュー, 55_指導方針
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トレーニングの最後はゲームをやる。
ゲームでは、 『 深さと幅 』 『 ハードワーク 』 が今のテーマ。
もちろん、トレーニングでやっている ” コミュニケーション ” が出てくると更によい。
さてゲーム。
今月から、5人で1-3-1システム。人数とシステムを固定してやっている(ポジションは毎回選手達が相談し変えている)。
理由は、深さ!、幅!、ハードワーク!と言っても、瞬間瞬間でどうしていいか分からない選手が多い。そこで、最低限の役割を持つポジションに配置することで、役割を理解しながらゲームが出来るだろうと考えたため。
最低限の役割は、次の2点。
1) FW-CBが深さ、両サイドハーフが幅を意識するよう、ポジションに明確な役割を与える
2) 完全なマッチアップにすることで、自分の責任を明確にする
図にするとこうなる。(GKは、ゲームのないチームから)
役割が理解できれば、やることは分かるようになった。少なくとも、状況を声に出し伝えれば、その状況に応じた対応が出来るようになってきた。でも、” 気付き ” は出来ていない。
次は、『 いつ 』 やるのか、自分で判断することが出来るか。
” 瞬間瞬間の状況を、自分で判断する ” ことが出来るかということ。
ゲーム中には、大きく5つの状況がある(と思う)。
状況1) マイボール
状況2) マイボールになりそうなルーズボール
状況3) ルーズボール(どちらになるか分からない)
状況4) 相手ボールになりそうなルーズボール
状況5) 相手ボール
状況1のマイボールの時。深さと幅を意識する。
状況5の相手ボールの時。自分のマークすべき相手を責任持ってマークする。
難しいのは、状況2~4。
この状況を瞬間的に把握し、次のプレーのイメージや準備をすることが出来るか。
特に、FWとCB、つまり深さを作る選手達の判断と、切り替え・実行のスピードは、そのままチーム力の差(つまり勝敗)に大きく現れる。
常に変化する状況を、瞬間瞬間で判断し 準備 ⇔ 行動 を繰り返す(やり直す)のはゲーム形式のトレーニングが一番だと思う。
” 考える癖 ” がつき、自分で判断が出来るようになってきたら、システムやポジションの縛りをドンドン外していく。
最低限の役割をこなした上で、自由奔放で、観ている人も楽しいサッカーが出来るようになろう。
右サイドハーフ(RH)のところで、マイボールになりそうだ!
さぁ、FWはどうする? CH、LHはどうする? CBはどうする?
RHからCBへ落とす ⇒ FWがDFを外して ⇒ CBからFWへ縦パス
...これって、Y字パスのSTEP2と一緒。
1-3-1のシステムにしてるのは、パスのトレーニングパターンを実行しやすいはず という理由もある。
[…] 昔の記事で、似たようなことを書いてるものもあったので、参考に 1-3-1 と 5つの状況を判断する 10_練習報告, 99_その他 […]