CL決勝を観て少年サッカーを考える(祝!チェルシー)

ドログバのスーパーゴールで元気を取り戻し、ツェフのスーパーセーブで勝負の流れをつかみ、PK戦で見事な逆転勝利。

バイエルンを応援していた自分としては残念でしたが、チェルシーの戦いぶりには、執念みたいなものを感じ、身震いしました。

・フィールド10人で徹底的に守れ
・我慢すればドログバがスーパーゴールを決めてくれる(はず)

あのスーパースター達が、バイエルンに真っ向勝負だと勝てないと悟り、プライドを捨ててこの戦術(?)を徹底したんだから凄い。このシーン。ペナの右側にもチェルシーの選手がいるので、なんとフィールド全員がペナ付近まで下がって守備しています。

この戦術を徹底させた監督は凄い人なんだろうなぁ~って関心させられました。

それにしても、ドログバのゴールは凄かった。
そして、ツェフに勝るGKはいないんじゃないか!?PK全部読み当ってたし。

ゴメスのところがドログバなら、結果は違ってただろうなぁ~。

 
さて、この試合を見ていて思うことがありました。

少年サッカーでも、このチェルシーのような戦い方はありか?

ってこと。

賛否両論でしょうね。指導者が押し付けたらダメってのが大半の意見じゃないかと思います。
海外のジュニア年代の指導者は、選手に指示するとクビになると聞きます。

確かに、ここまで極端な戦術を押し付けるのは良くないとは思います。

でも、例えば味方のゴールキック。

ゴールキックでハーフラインまで飛ばすことなんて出来ない。
相手は、ペナルティーエリアに並んで待ち構えている。
みすみす相手ボールにしたくないから横パスをする。
でもそこを狙われて奪われ失点…
次も同じ…

少年サッカーでは、よく見かけるシーン。この状況をどう打開するのかまで選手達に考えさせるのか?というと疑問が残ります。試合時間は限られていて、試合で得られる経験はもっと他にもある。優先すべきは、キック力がない時のゴールキックをどうやって打開するかではないはずなんです。

だから、

蹴れる選手に、とにかく強く前へ蹴らせて、相手ボールになったら、高い位置でボールを奪おう。その為には、こうやって動こう!

って指示はありだと思う。

各チームの力にあった戦術(作戦)を伝えることは、必要なことだと思う今日この頃です。

どこまで指示するか。そこの線引きが難しいけど、子供達が楽しくない試合になってしまうことは避けてあげたい。

日々、大人のエゴとの戦いです。

Author: tademako

Comments are closed.