前進するために、あえてバックパス

 
今日の代表戦。観る前からわくわく感がない。
 
開始から15分間。相手GKのワンマンショーで4得点を演出。「紅白戦の方が面白いんじゃないの?」なんてグダグダモードを、「ひょっとしたらやべぇかもよ!」とイライラモードに切り替えさせてくれた後半。結果、恒例のようにW杯前最後のTRMで ”こりゃダメだ” モードに突入した。
 
攻撃面では、真ん中から仕掛けたい意図があったように感じたけど一辺倒でした。「香川が内側に入って出来た外のスペースにオーバーした長友」とか、「清武から外にオーバーした酒井」みたいな、中から外って展開がまったくなかった。そもそも、香川ー長友ラインはコンビネーションいまいち。酒井(宏)は、岡崎とのコンビだと得意の攻撃になかなか絡めない。岡崎がフィニッシャーになっちゃうからね。
中盤より下は・・・よかったのは川島くらいかな。
 
 
 
で、その後の ” なでしこ ” 戦。こっちは面白かった。
 
アメリカ強い!
 
進化した!
 
 
日本相手に、60%を超えるポゼッション。しかも、シュートが22本。 「ゴールを奪うためのポゼッション」 が炸裂した。
 
間違いなく、最強!!
 
 
アメリカの何がすばらしかったか?フィジカルは昔から負けてるんで無視。日本の明らかな調整不足も無視。際立ったのは次の3つ。
 
・バックパス(預ける)
・食いつかせる
・パススピード
 
この3つの技術が、試合の中で連続されていたこと。
 
 
バックパスする(預ける)ことに迷いがない。躊躇しない。
 
そのパスは、奪われないために ” 逃げる ” パスではなく、 ゴールを奪うために ” 攻める ” バックパス
 
 
「前を向いている選手にボールを預ける」
 
が徹底されていた。だから、中盤からCBまで下げることもあった。
 
 
バックパスは、ボールを前進させるためには効果的なプレー
 
 
ゴールを奪うために、ボールを前に進める。
 
ボールを前に進めるために、ボールを下げる。
ボールを前に進めるために、サイドチェンジをする。
 
 
ここらへんは、チーム戦術につながってくるのでトレーニングとしてやることかどうかはわからないが、知っておくことは重要だと思う。
 
セオリーだから!
 
 
次回、具体的な映像を使ってみる。
 
 
フィールド全体をイメージしてみ! > ダイキ!
 
 
 
※ 宮間選手のブレ球FK すげぇ~!
 
 

Author: tademako

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