個を上手にしたい
- 2014年11月21日(金)
- in 55_指導方針
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2002年組が卒業式を迎えるまで、あと4ヶ月しかありません。
残りの大会は、稲毛杯・千葉市少年サッカー大会(稲毛FCでの通称は、ちびっ子)、ほか招待試合がいくつか。
ついに2002年組は、平日夜の練習を追加します。理由は、 「 ちびっ子が近いから 」 です。いわゆる、追い込みというやつだと思います。
僕には経験がありますが、
本番直前に、チームの勝利を目指して何かをやろうとすると・・・
パターン練習
が中心となってしまいます・・・。
ポジショニングとか、外へとか、押し上げとか・・・チームの決め事を作り、決め事を基準に判断をさせる。最後の技術の差は走り負けるなという根性論で奮い立たせる。点をとられなければ負けないので、守備的な練習になるのも傾向だと思います。
不思議なもので、これをやると、なんとなく ” チーム力 ” が上がったような気がするんです。そして、選手達を見ると、気合がみなぎってるように見えてくるから困ったもんです。
でも、今は思います。
これって、
必要ないことを、
わざわざ時間作ってやってるということを。
パターン練習は、「 個 」 を育てるために必要なことではないです。
パターンにはめるってことは、サッカー選手の本質から外すことです。
つまり、指導者が 「 個 」 を育てる=上手にする ためにやっていることではないのです。
つくづく反省です。僕も育成者失格なことをやってきたことを・・・。
強いチームを作りたければ 上手な個を育てよう!
選手全員が『 武器 』を持てるように指導することが、勝つためのチーム作りになる
これは、育成と強化という記事で書いた言葉。
今年の初蹴り会で伝えたこと(書いたこと)は、
今自分達がいる ” 小さくて狭い世界の中 ” での勝ち負けを気にするより、
” 今の自分より上手くなること ” にチャレンジ(挑戦)して欲しい。
個を上手にすれば、チームは強くなる
これだと思います。
そこに導くためには、
上手な選手(個)の定義を持っていて
上手にするために必要な指導技術と知識を持ち続ける努力が
育成者にとって、とても大事なことだと思います。
だから、
個を上手にするために、時間を使って欲しい
それが、子供の力になるから。
○○大会でベスト○を目指します!
そんなことは、どうでもいいです。大会の結果なんて、” 運 ” だと思ってますから。
それでも、トレーニング内容や選手選考の基準や判断が、この結果を目的にしてるのであれば、高校や大学等結果が求められる場所で腕を振るえばいいのにって思います。それこそ、プロになればいいのに・・・
僕が持っている、上手な選手の定義 は
ボールを失わない選手
です。
その為に必要な ” 技術 ” を紐解いていけば、育成年代に習得すべきことは何かということが分かってくると思います。
少年サッカーの指導者は、育成者です。
どんな選手が上手な選手ですか?
とても興味のあるところです。
もしソラがサッカーを始めたいと言ったときは、
育成者の持っている上手の定義を確認してからチームを選びたいと思います。
僕は、ボールを失わない選手には、誰もがなれると思っています。
コントロール
敵を観る
これ超大事。
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ハヤトは、サッカーを教えてもらえていないんじゃないか?
そう感じる。
なにか上手になるヒントを掴めただろうか?
毎回、そういう基準で話を聞くようにしています。
それだけで、どれだけ指導者と個別に話すことが出来たかがわかります。
つまり、ハヤトをどう指導してくれているかが分かります。
でも
ハヤトは、トップチームの守備練習のために、ひたすらCKを蹴ったこともある。
これを、CKの個人練習と捉えるか、パターン練習の ” 練習相手 ” ととらえるか?
その違いは、指導があるかどうかじゃないか?
ちびっ子の抽選会が来週末に迫っている今、
ハヤトの立場は変わらず、このままBチームでしょう。
Bチームの選手達には、どんな指導が行われているんだろうか?
結局、去年と同じことになっている気がする・・・