コントロール その4:ボールを挟む
今回は、『 着地の瞬間 』について僕の考えをまとめておく。
その前に、基本となるコントロールの定義を確認する。
【 コントロールとは 】
・左右どちらにも、早く速く蹴れる場所に止める
・パス・シュート・ドリブルどれにでも対応出来る場所に止める
【 コントロールが重要な理由 】
正対する相手に距離をとらせ、時間・距離・選択肢の余裕を作ることが出来る
※詳しくはこちら 「 正確なコントロールがつくる余裕 」
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さて、その3で力を抜くために 『 軸足で背伸びをする 』 ことを勧めた。これで、ある程度の吸収は出来るので、後は 『 着地の瞬間 』 の技術を使ってコントロールをする。
着地というのは、ずばり 背伸びした ” かかとをつける時 ” のこと。
もっと理屈っぽく言うと、 『 上から下への動き 』 のことだ。
復習:止めるとき、ボールのどこに触るのか? ⇒ ボールの上
問題:ボールの上を触るとき、上から下へ押すように触るとどうなるか?
答え: ボールに逆回転がかかる。
はい、正解!!
『 着地の瞬間 』とは、 『 ボールの上を、上から下向きに触る 』 ことで 『 逆回転をかける 』 ということ。
2002年組には、 『 ボールを地面と足で挟め 』 と声をかけている。
タイミングよく挟めれば、逆回転がかかることが分かる。もちろん僕がやって見せてるので事前情報として理解している。難しく理屈っぽく声をかけるとうまく伝わらないし時間がかかる。 ” 挟め ” でも何でもいいが、簡単な言葉で、何を注意しなければいけないのかが伝わればいい。
では ” 挟む ” ために重要なことは何か。
それは 『 準備 』 である。
コントロールのトレーニングを開始して3ヶ月間の経験から、なかなか上達できない選手はほぼ間違いなく『 準備が遅い 』。これは、適当に(止めようと必死ではいる)ボールを触ってきたツケ。今まで指導を怠ってきた自分の責任。
ボールの真ん中に足を当てるのと、『 ボールの上を、上から下向きに触る 』のでは、準備のタイミングが違う。ボールを挟むためにはボールの上まで足を上げなければいけない為、 準備するタイミングを早くする必要がある。
これがなかなか難しいようだ。
軸足のかかとを浮かし、体が上下運動することは、他にもメリットがある。
・次の1歩(動き出し)がスムーズになる
・方向転換(ボディシェイプ)が簡単になる
これらは、実際にやってみて、感覚として実感してもうのが良い。
まとめ:
ボールを地面と挟むように触る
あとは、挟む力やタイミングを工夫し、ボールを置く位置をひたすら探すしかない。これは日々の積み重ねでのみ身に付くことである。
コントロールに自信を持たせることが、選手達の将来に必ず役立つはずだと信じてる!
へんてこな文章でその4まで来たので、次回、綺麗にまとめたいと思う。