正確なコントロールがつくる余裕
- 2012年10月16日(火)
- in 40_技術, 55_指導方針
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『正確なコントロールをすると、どんないいことがある?』
選手達にこんな質問をしたら
『 正確なコントロールが出来なければ、パスもドリブルもシュートも出来ない! 』
『 ボールを奪われない! 』
って答えが返ってくるだろうなぁ。
その通りなんだけど...
もっともっと大切なものを得ることが出来ることを、選手達はまだ気づいていない。
『ボールをコントロールしている敵に、飛び込んではいけない!』
これは、今年の県大会直前、ディフェンスを教えるとき選手に伝えたこと。
※そのときの記事はこちら => 2012-05-12/13:練習報告 飛び込むな!
正確に言えば、”しっかりとコントロールできて、前を向いている敵” に突っ込んではいけない。
おそらく多くの指導者の方々は、同じように選手達に指導してるんじゃないだろうか。
ということは、
しっかりとコントロールして相手と向かい合えば、相手は抜かれるのが嫌なので
一定の距離をとる。
これは、ボール保持者にとって、とても 余裕のある状況を得る ことが出来る。
これが、僕が選手達に知ってもらいたい ”大切なもの” 。
※もちろん、ボールをもらう位置、敵がパスカットを狙って突っ込んできている、ペナルティーエリア内など
状況や場所に応じて違うことも沢山ある。
相手が一定の距離を保つことで出来る、具体的な余裕とはなにか。
僕は3つの余裕があると思っている。
① 時間
② 距離
③ 選択肢
① 時間
ここで言う時間は、よく言われる 『タメ』 のこと。
味方がオーバーラップする時間、サイドに開く時間、FWがポジションを取る時間、etc
③の選択肢にも繋がるが、チーム全体が動き、他のDFを混乱させる時間を作ることが出来る。
② 距離
距離があるということは、角度があるということ。仲間が作るパスコースの数も増え、ドリブルで抜き去る角度も出来る。シュートコースも空いてるかもしれない。もし相手が近ければ、前にボールを出すことすら出来ないかもしれない。
イメージは、下図の通り。
③ 選択肢
時間と距離・角度があれば、選択肢が沢山できる。その時、『得点を奪うために最もいい』と思う選択をすればいい。もし、コントロールを失敗して相手が突っ込んできてたら、ゴールを背に向けてキープすることが精一杯になるかもしれない。
サッカーは、ゴールを奪うスポーツです。
選手達は、ゴールを奪うことから逆算した プレーの選択と実行 を繰り返すことが必要です。
正確なコントロールにより生まれる余裕が、プレーの選択肢を増やし、プレーの正確性を高めることができる。
だから、今は徹底的に 『 正確なコントロール 』 が出来るようにトレーニングをする。
正確なコントロールをし続けることができるのも、圧倒的な個を持っているということ。
だから、繰り返し、繰り返し、毎回、毎回やる。
相手と向き合う勇気を持つために。
相手を立ち止まらせるために。
プレーの選択肢を増やすために。
プレーの正確性を高めるために。
そして、得点を奪うために。
向かってきた敵を、”さっ” と交わす技術も必要か…
[…] 【 コントロールが重要な理由 】 正対する相手に距離をとらせ、時間・距離・選択肢の余裕を作ることが出来る ※詳しくはこちら 「 正確なコントロールがつくる余裕 」 […]
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[…] ※参考記事:正確なコントロールがつくる余裕 そこで必要な技術が、『 DFの逆を取る駆け引き 』 である。 […]