2012-12-23:練習報告 なんのためのコントロールか

 
22日(土)、2週連続土曜日が雨。またまた楽しみにしていた平川SCカップが延期となり、トレーニングも中止。

23日(日)は審判講習を受けた後、午後からトレーニング。2012年の蹴り収め。

蹴り収めということで、この3ヶ月間やってきたことを再確認しておこうといつもどおりのトレーニングメニュー。

しかし、ショック&反省と、来年に向けて課題の残る蹴り収めとなってしまった…

トレーニング内容は以下の通りで、いままでやったことあるものばかり。

◎ アップ
◎ コーンドリブル
◎ コントロール&パス(ボディーシェイプ):2パターン
◎ パスゲーム
◎ ゲーム

さて、ショック&反省に関して

ショック&反省はすべて、『 コントロール 』に関すること

ショック&反省 その1 『 この練習は? 』
僕  『 このトレーニングは、なんのためにやってるの? 』
選手 『 … 正確なパス 』
僕  『 … 』

正解 『 視野を確保し、正確なコントロールが出来るようになるトレーニング 』

ショック&反省 その2 『 コントロールって? 』
僕  『 コントロールってなに? 』
選手 『 … 敵と敵の間を正確に通すパス 』
僕  『 … 』

正解 『 なんでも出来る場所にボールを置く(止める)こと 』

ショック&反省 その3 『 基本テクニックの3つは? 』
僕  『 渡した基本テクニックに書いてある3つの技術はなに? 』
選手 『 … 』
僕  『 … 』

正解 『 ドリブル・コントロール・パス 』

このような会話になってしまったのは、” コントロールを意識してないなぁ ” と思い声をかけたことから始まる。

会話して分かったことは、意味が分かっていない、求められていることが分かっていない。そんなんだから、『 意識するなんて無理 』。考える・意識するべきテーマを伝えている ” つもり ” になっていた自分にとってショックは計り知れない。この3ヶ月間、この選手は何を考えてトレーニングをしてきたのだろうか。なにも考えず、言われたことをトレーニングしていただけなんだろうか。とトレーニングの最中は考えていた。

トレーニングが終わり、寒さでこわばった体をお風呂で温めながらもう一度考えてみた。そこで ” ひょっとして!? ” と思ったことがある。

この選手は、パスが正確に蹴れない(もちろん他の選手達も正確に蹴れない)。だから、『 正確に蹴れるようになりたい! 』と考えていたんじゃないかと。

僕のミスだ。この選手には、『 正確に蹴るために、正確なコントロールが重要 』 だということが伝わっていなかったのかもしれない。

『 なぜ、正確なコントロールが重要なのか 』

そこが上手く伝わっていなかったのかもしれない。

なにも考えずトレーニングをしている選手はいないはず。なにか上手くなりたいと選手達は考えているはず。
そこに気付き、声をかけてあげれないのは、完全に指導者の力不足。

コントロールが目的ではない。

ゴールを奪うために、コントロールが必要なだけ。
正確なパス・正確なシュートのために、コントロールが必要なだけ。

僕が、『 コントロール 』に縛られていて、目的を見失った指導をしていた。

またひとつ、選手に育ててもらった。

 
ただ、基本テクニックの3つを確認することと、サッカーノートを書き・読み返すことはしっかりやろう!
これらは、トレーニングする前の重要な 『 準備 』 だから。
あと、ボールの空気の確認も!
 

Author: tademako

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