自立をうながす指導

当分の間、選手達の練習に参加することが出来無そうです…
大会で気づいたことを練習に落とし込みたかったのですが残念。

ということで、新年最初の投稿で書いた2つの方針。

1.選手達の自立をうながす指導
2.更にサッカーの素晴らしさ(楽しさ)を知ってもらう指導

この「選手達の自立をうながす指導」について、もう少し噛み砕いて伝えたいと
思います。

選手達には、自分で判断し行動できるようになって欲しい。
これが、僕の選手達に目指して欲しい自立。 

サッカーの試合中は自分で判断し行動することばかり。
コーチから大まかな方針や指示はでるけど、そのとおりにして勝てるはずはない。
この、判断し行動するスピードや質が、サッカーの質を変えます。

ただ、サッカー生活面だけ自立していて、生活面はダメなんて選手はいません。
サッカーで自立してれば、生活面でも自立しています。

例えば、サッカーの練習には、いくつか持ってくるものがあります。
その準備を自分ですることは、3年生では当然で、自立とは言わないと思います。
(1年生とかであれば、自立の一歩かと思いますが)

でも、

「今日は暑いから沢山給水しそうだ。大きい水筒を持っていこう!」 

とか

「帰りに雨が降るかもしれない。折り畳み傘と汚れ物を入れるビニール袋を持っていこう!
タオルも多めだな」

のように、自分で状況を把握し、考え、判断し、行動することが出来れば、これは自立
してきている証拠だと思います。

でも、最初っから状況をつかみ、先を予測することなんて出来ません
(期待してはいけません)

そこは、大人による 「うながす指導」 が必要だと思っています。

例えば水筒の例なら、最初は

「今日は暑いらしいよ。飲み物足りる?」

って大人が声をかけてあげればどうでしょうか。

そのうち 「今日は暑い?寒い?」 って先に聞いてくるようになります
自分の判断に自信がついてくれば、勝手に判断して勝手に水筒の大きさを決めるようになります。
氷の量や、中身(お茶とかスポーツドリンクなど)も判断するようになってきます。

大事なことは、水を持っていくという行為にも、自分で量や質を選択することができること、
またそれを判断するための材料にはどんなことがあるのかを示してあげることだと思います。
逆に、大人が判断を押し付けるのは良くないと思います

例えば
「今日は暑いから、大きな水筒をもっていきなさい。」
と言ってしまうと、選手達に選択しと状況を押し付け、判断するチャンスを与えないことになります。

子供達が判断した行動が、失敗という結果になってもかまわない
思っています。
(生死を決めるような重要な判断まではさせないことが前提ですが)
判断し行動することが大事で、自立へのスタートだから。
さらに、失敗から次の判断に役立つことは沢山ありますから。

僕は、プレーにおいてもそれ以外のことでも、判断に必要な状況や選択肢といった情報を
沢山伝えていきたいと思っています。(できるだけ)子供達の判断を否定することが無い
ようにしたいと思います。

屁理屈をいう選手もいるし、なかなか気が回らない選手もいると思います。
大人には我慢が必要です。

が、是非ご家庭でも!

Author: tademako

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