マンUの縦パス攻撃から気付いたこと

 
チャンピオンズリーグ見ました?

僕が注目した3カード。

・ACミラン vs バルサ   ACミラン勝ち
・レアル   vs マンU   引き分け
・アーセナル vs バイエルン バイエルン勝ち

1回戦から見逃せないカードが目白押し。今からセカンドレグがとても楽しみ。

さて、われらが日本の誇り、香川選手がスタメンで出場。そうそうたる22選手の中に並んでるとこを観ただけで震えた。
試合後の様々なメディアによる評価は高くないようでしたが…
でもこれは、 ” 戦術 ” によるもので、香川選手はとても堅実に役割を果たしていたと思う。
 

どんな戦術かというと、 『 徹底して縦パス( ロング )攻撃を繰り返す 』 こと。
本当、これでもか! ってくらいにこだわっていた。 

マンUが、徹底して縦パスにこだわった理由は2つある( と思う )。

理由1 : レアルのハイプレッシャーからのショートカウンターを受けたくない
理由2 : ファンペルシー選手( マンUの20番 )は、レアルDF相手にでも勝てるという確信
(だと思う)
 
そして香川選手に与えられたミッション( 役割 )は、 ” ボールを引き出す動き ” ではなく ” ポストプレーヤーの裏へ飛び出す動き ” 。クイックネスで、トップスピードの中でもボールをコントロールできる技術を買われての起用( だと思う )。
よって、DFの裏に蹴りこむだけの縦パスではなく、下図のようなファンペルシー選手へ当てる縦パスをひたすら繰り返す。( 赤の20番がファンペルシー選手 )

この戦術は見事に成功。得点を奪ったCKもこのパターンで得たし、決定的なチャンスを作り出した。
レアルは、ショートカウンターを発動させることが出来ず、マンUのブロックを崩しきることが出来なかった。
 

さて、あえてこの戦術をここで書いた理由は3つ。

1つ目 : 縦パスも、チーム戦術に沿ったものであれば、とても有効で破壊力抜群な戦術になるということ
2つ目 : ロングパスであっても、選手間のコミュニケーションが大事だということ
     CFがどこで欲しいのかを要求しそれを確認してパスをする
3つ目 : 3人目の動きと、DFとの駆け引きがあれば、単純な戦術でもチャンスを作れるということ
 

世界最高峰の試合でも、2002年組の試合でも、大切な技術は一緒ということ。
 
つまり、今2002年組でトレーニングしていることは、とても大事なこと。このトレーニングの先に、ファンペルシー選手と香川選手のような縦の関係が出てくる。そうすれば、観ていて、やっていて面白いサッカーができる。
 

あと、この試合は自分にとってもとても勉強になった試合だった。
 
 
最後に…個人的には、バイエルンが面白かったし、マジでいいチームだと思った!!
ということで、今年こそバイエルン!!
 

Author: tademako

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