敵をいなすコントロール その2:守備者のセオリー
- 2013年03月13日(水)
- in 40_技術, 41_コントロール, 46_駆け引き
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敵をいなすコントロール その1:定義 で
敵をいなすコントロールとは 『 敵と駆け引きし、敵がボールを奪いにくる場所とは ” 違う場所 ” へのコントロール 』 と定義した。
この ” 違う場所 ” というのは、 ” 駆け引き ” の記事中の言葉で置き換えれば、 ” セオリー以外の場所 ” ということである。だから、この守備者 ( 敵 ) のセオリーを知っておくことはとても重要。
そこで、今回伝えるセオリーは2つ。一気に教えてしまおう!
その1: 『 守備者は、トラップの瞬間を狙う( トラップミスを狙う ) 』
その2: 『 守備者は、攻撃者の正面(前・進行方向)に奪いに来る 』
ま、当たり間えっちゃ当たり前。だから ” セオリー ” なんだけどね。
その2が良く分からないかも知れなので、順番に整理する。
守備者は、ボールを奪うために、ボールのあるところへ向かう。
攻撃者がどこでボールを保持しているかといえば、基本、体の正面(前・進行方向)。
だから、守備者がボールを奪いに来るときは、ボールがある、攻撃者の体の正面に向かってくる。
※『 攻撃者は、基本、体の前でしかボールを扱うことをしない( 出来ない ) 』 というのもセオリーだね!
このセオリーを知った上で、もし守備者( 敵 ) が、自分のコントロールの瞬間を狙って突っ込んできたらどうするか?
敵は、自分の体の正面を狙ってくるので、正面以外にコントロールすればいい!!
定義に当てはめると
敵がボールを奪いにくる場所 ⇒ 自分の体の正面
違う場所 ⇒ 正面以外
う~ん、超簡単!!
なんども登場している、ヤヤトゥーレ選手の敵をいなしたコントロールで確認をしてみる。
体の向きに注目すると、わざわざ、赤の矢印方向に体の正面を向けている。
これは、DFに、オレンジの丸付近にコントロールしますよ と予想をさせているフェイント( 駆け引き )なんですね。その後、しっかりとDFがどこを狙っているか確認してから、” 違う場所 ” へコントロールし、その後一気にスピードアップ。
余談:このシチュエーションでは、オレンジの丸付近にボールをコントロールするだろうなと予想させる要素が他にもあります。
その他の要素1)ゴール前ですぐシュートが打てる場所であること
その他の要素2)ヤヤトゥーレ選手が右利きであること
その他の要素3)左側からボール(パス)がきたこと
その他の要素4)左側には守備者も攻撃者もいるため、右側のほうがスペースがあること
結果は、駆け引き満載のスーパーゴールが生まれました!!
守備者のセオリーを逆手にとって、コントロールで優位に立とう!
セオリー1: 『 守備者は、トラップの瞬間を狙う( トラップミスを狙う ) 』
セオリー2: 『 守備者は、攻撃者の正面(前・進行方向)に奪いに来る 』
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