P2 動く選手の足元へ”強い”パス
- 2013年06月06日(木)
- in 43_パス
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もう選手達は忘れてしまっただろうか。2002年組には、習得しなければならない基本テクニックの一覧があることを...。
日曜日の朝枠と、午後4年生との試合前に行ったトレーニングは
P2:パスのタイミング。出すタイミング と パスの場所 を意識したトレーニング。
なかなか、走る選手の足元へ出せない。難しい。
正確にできないから、丁寧にパスをしようと ” 弱くなる ” 選手がチラホラ。
” パスは強くぅ!! ”
何度言っただろうか。
なぜ、弱いパスがいけないのか?
弱いパスは、” 危険 ” なのだ。弱いパスがダメな理由を挙げてみた。
弱いパスがダメな理由
1)インターセプトからカウンターを受けやすくなる
2)受け手に余裕がなくなる ⇒ 攻撃が止まる
詳細を書く前に、ディフェンスの優先順位をおさらいする
1、2は、完全に攻撃が止まってしまう。攻め側としては、最悪でも3の状況にしたい。しかし、パスが弱ければ弱いほど、1、2になりやすくなる。
つまり、
パスが弱いほど、ディフェンスがボールに近づける
というのがセオリーだ。
敵がボールに近いほど、ボールを奪われる可能性が高くなる。
インターセプトからカウンターを受けやすくなる
上の図からも、インターセプトされる可能性が高くなることは分かる。さらに厄介なのが、弱いパスだと相手もトラップするのが簡単だということ。インターセプトした選手が、完璧なコントロールをしてしまったら、超危険なカウンターが飛んでくる。もし強いパスなら、インターセプトはされても、トラップミスとかになってカウンターは受けないかもしれない。
受け手に余裕がなくなる ⇒ 攻撃が止まる
上の図から、敵が近づくことは分かった。ここで、以前の記事 「 コントロール 状況と判断の関係 」 に書いてあったことを思い出して欲しい。敵との距離が近い場合、どうやってコントロールをするのか?
” 逃げる( いなす ) ”
理想は、” 運ぶ ” ことが出来れば一番流れに乗った攻撃が出来るが、敵が近ければ難しい。上手く逃げられたとしても、ゴールに背を向けているかもしれない。少なくとも、勢いをもって攻撃することが出来ず、敵に守備陣形を整える時間と余裕を与えることになってしまう。
こうなれば、得点を奪うチャンスを失うことと共に、ボールを奪われる可能性が高くなる。
参考記事:コントロール 状況と判断の関係
ボールを持っているのに、ボールを奪われる可能性を高くするのが ” 弱いパス ”
トレーニングから、強いパスを出そう。
そうすれば、受け手のコントロール技術も高くなる!