クロス:法則その1 『 コースは2択 』

 
さて、前回の記事でチャンスの法則は見つかったでしょうか?
 
 
クロスでチャンスを作るには、
 
『 コースは2択、場所も2択 』
 
であることを認識しておくことがとても大事だと思います。その為に、クロスを上げる選手、ゴール前に詰める選手には、ある程度決まったチャンスの法則(セオリー)が存在します。
※裏を返せば、DFはどうやって守るのか?って話にもなります。
 
 
 
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まずは、コースに関して。

コースとは、クロスボールの通る道のことです。クロスに限らず、どのコースにボールを蹴るかを決めるとき、最も気にしなければいけないことは、『 DFに弾き返されない 』 ことです。マンUが81本クロスを上げ、89本弾き返しているなんて、どこに蹴ってんの?って話でしょ。つまり、DF(相手)の位置によって、クロスを上げる場所は変わる、もしくは、クロスを上げるかどうかの判断が変わると言っても良いでしょう。
 
では、DFはクロスに対してどうやって対応するのかというと、こんな感じです。
 
manu7-3
 
写真のように、 ” シュートゾーン ” で壁を作るように ” ライン ” が出来上がることが一般です(ゾーンディフェンス)。
 
このとき、DFに弾き返されない ” コースは2つ ” しかありません。下の図の通りです。
 
corse1
 
コース1:DF-GK間
基本は二アサイドで勝負することが多いです。GKの目の前で、チョンってコースを変えて決めるパターン。
 
コース2:DF-ペナ間
これは、ニア(DF-GK間)と思わせておいて、実は逆というパターンです。ニアだと予測したDFが、ゴールに向かって動いたときに空くスペースを突くパターン。ゴール方向へディフェンスを引っ張るための動きがとても重要!!こんな感じ
 
corse2
 
 
この2つのコースに関して、もっとも大事なところは、コース2の ” ニア(DF-GK間)と思わせておいて、実は逆 ” の部分。ディフェンダーにとって、コース1のニアで合わされるのは絶対に避けたい。ここにFWが飛び込んでくれば、” 必ずDFが対応 ” します。つまり、DFを1人以上引き付け、守備の形(ライン)を崩す ことができます。守備体型が崩れれば得点のチャンスは増します。だから、コース1へのアプローチは、チームとして絶対に必要だということです!

言い換えれば、『 コース1を狙うのは絶対で、相手の裏をかく選択肢がコース2 』 ということになります。 
 
 
 
で、文章では良く分からんのでイメージ映像を
 
コース1:DF-GK間 酒井宏樹選手

 

※クロスの精度(コース・スピード)と北嶋選手の飛び込み最高!! 
 
コース2:DF-ペナ間 ダニエウ・アウベス選手

※メッシ選手のオトリの動き、アウベスのノールック、シャビの技術、最高!!ちょっと読まれてたけど・・・
 
 

法則その1:
 
クロスのコースには2択あるけど、必ずニアには走り込め
 
 
 

Author: tademako

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