環境を作れる指導者

 
リフティングの記事を書いていて、このニュースを思い出た。以前ここで紹介したと思っていたら、下書きに埋もれていたのでアップすることにした。
 
まずは読んでください。
 
練習風景に大きな変化 ゲーリー・サトウ新監督の思惑とは?
http://www.fujitv.co.jp/sports/vabonet/yonemushi_column/130628.html
 
 
ご存知の方は多いと思うが、氏は全日本男子バレー初の外国人監督であり、史上初世界選手権予選敗退という結果に終わったため、10ヶ月で退任させられたアメリカ人である。
 
指導者としては評価されていたようですが、監督としての経験が不足してたようですね。それでも、バレーボール界の体質や考え、監督人選に関する疑問など色々と感じることはあると思いますが、僕は、この監督の考えと、選手達が感じていることに、とても共感しました。
 
 
国を代表するために選ばれた選手達だから結果も必要でしたが、
 
2002年組の選手達に必要ものは、ゲーリー・サトウ氏が作り出した、こういった環境ではないでしょうか?
 
 
 
いくつか記事内容を抜粋します。これだけ読んだら 「こんなチームでサッカーさせたいなぁ~!」 って思います。
 
---------------
 
「ゲーリーはプレーヤーズファーストを実行する、ボクが初めて出会ったタイプの指導者です。本当に選手の成長を一番に考えて行動してくれる監督。選手自らが考えて成長することを好んでいるので、選手に任される部分が大きい分、選手個人の責任もすごく大きいなと感じながら今やっています」
 
 
選手たちは、やらされるのではなく、自ら新しい知識や技術を吸収しよう、向上しようという意欲が前面に出ている。・・・<中略>・・・小牧大会で2連勝した後の合宿では、そこに自信が加わっていた。
 
 
練習中は自発的に声が出て活気がある。ゲーム形式で劣勢のチームが静かになると、リベロの永野健(パナソニック)が、「なんで黙ってんだ! こんなんじゃダメだろ!」と喝を入れた。明るく、締めるところは締める。練習の雰囲気も、選手自身がコントロールし始めている
 
---------------
 
すぐに結果は出ませんでした。それでも、僕はこんなチームでサッカーさせてあげたい。
 
 
 
選手達から、自ら新しい知識や技術を吸収しよう、向上しようという意欲が前面に出ている なら、内発的動機付けは出来ているということでしょう。
 
 
 
外発的動機付けによって、選手を作り上げるのではなく、
 
内発的動機付けによって、選手自ら成長していく ことが理想。
 
 
簡単に言いかえると
 
 
「恐怖や権力をバックに、理想の ” 選手を作る ” 」指導者の元ではなく
「トレーニングに励む意欲が高まる ” 環境を作れる ” 」指導者の元で
サッカーをさせてあげたい。
 
 
 
来年度、2002年組がそんな環境で活動し、飛躍できるよう願う。
 
 
 
 
 
 
リフティングに関して自分の思いを書いていたら、色々不安になってきた・・・。
 
 

Author: tademako

Comments are closed.