区トレ練習会(選考会):サッカーの本質を元に
11月29日・30日両日で、花見川区トレセンの選考会が行われました。
29日(土)はあいにくの天気で、選手達には厳しい条件だったと思われます。一転30日は好天で、選手達を選考するスタッフにとっては、両視点から選手達の技術を確認することが出来てよかったのではないでしょうか。
僕は、色んな意味で久しぶりに ” サッカー ” を楽しむことが出来ました。
関係された皆様、ありがとうございました。
さて、2日間の感想。
「 サッカーの本質を実践しよう 」
と感じました。
体の向きが悪い
観えて(観て)いない
幅が取れない
数名のスタッフ達から、こういったコメントが上がっていましたが、これは現象であって原因はどこかというと、サッカーの本質を実践できていないということだと思いました。(これらの現象は実際に起きてます)
サッカーの本質
たとえばこんなことが本質だとします。
・ゴールを目指す
・ボールを失わない
・ボールを奪う
そのために、今何をするべきなのか?
そのために、個やチームで何をするべきなのか?
たとえば、
ゴールを目指すんだから、ボールを受けたらまず前を見よう!
ボールを失わないためには、相手が少ないところのほうがいい!だから、グラウンドは広く使ってみよう!
ボールを奪わないと、自分達のボールにはならない!
これらを実践するために、体の向きが重要であったり、先に周辺を観て確認する必要があったり、幅を取るポジショニングが必要だったりします。
スタッフ達が上げた現象が出ているということは、
サッカーの本質を実践しようとしていないということであり
プレー中に、サッカーの本質にそった判断が出来ていない
ということになります。
CTCで優勝した柏レイソルは、こういった本質を選手達皆が実践できていたんだと思います。
中でも今回多く見られたのは、 狭いところでボールを失う という現象でした。
そもそも、 ” 狭い ” ところへボールを運ぶ必要は無いんです。
もっと広いところへボールを運ぶことが出来るんです。
でも狭くなってしまう。
これはボールを運んだ選手、ボールに群がってきた選手みんなの問題です。
ボールを使う技術、いわゆる個の技術ではなく、判断、つまり、サッカーでミスをしています。
相手がいっぱいになり、視野が狭くなり、焦って、選択肢が少なくなり・・・
最終的にボールをロスしてしまう。
チームとして活動しているわけではないので、チームコンセプトはありません。
でも、サッカーの本質を十分理解した選手達の集まりであれば、もっとサッカーのミスは減るんじゃないかと思います。個だけみれば、とめる・ける・運ぶが上手な選手達が集まる場ですから。
JAFの育成指導のページの中に、トレセン制度に関する説明があります。
その中から一部文章と図を抜粋します。
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テクニックやフィジカルの面から、その「個」のレベルに合ったトレーニング環境を提供することは、育成年代において非常に重要な考え方です。
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テクニック・フィジカルが前面にでてしまうので、そっちの指導が多く感じます。
まずは、サッカーの本質を叩き込む。
ここが一番重要なのに、あまりにも当たり前すぎて、文字や言葉で主張されていないように思います。
本質は、幼児の頃からでも叩き込めることだと思います。ソラと一緒にサッカーをやる時は、ゴールはどっち?って言い続けます。
そして、指導を本質から落とし込んで具体化することで、選手達の理解と実行力はより高まるのではないかと思います。
稲毛FC2002年組からは、コウチャン、ダイキ、ハルト、ヒトシが29日のみ参加し、コウチャン、ダイキが22選手の中に選ばれました!
本番は、思い切り自分の実力を発揮して欲しいです!!