ポジショニングが重要です

 
前記事の続き。
 
サッカーの本質を元にサッカーをすることが出来れば、
 
オフ・ザ・ボール時のプレーが変わるはずです。
 
ボールを持っていない時間のほうが多いわけですから当たり前です。
 
選手一人ひとりの プレーへの関りが増えてくる と思っています。そして、その選手がどのように関ろうとしているのか ” 意図 ” が見えてくると思います。そのために、何を ” 準備 ” しているのかが観えてくると思います。
 
 
 
良い準備は、 良い選択 につながります。
 
 
良い準備には、体の向き、敵を観る、味方を見る、スペースを決める、次のプレーを決める、要求するなど色んなことです。
 
 
そして、その色んなことを一度に解決する魔法の技術があります。
 
 
それが
 
 

良いポジショニング

です。
 
 
 
結論を言えば、
 
体の向きが悪い → 良いポジショニングじゃないから体の向きが作れない
○○が観れない → 良いポジショニングじゃないから観えない
 
 
稲毛FC2002年組で言えば、
 
ダイレクトプレーが出ない。
それは、良いポジショニングが出来てないから
※ダイレクトプレーから読み解く良いプレーとは何かはまた別記事で書きます。
 
 
 
今回、ものすごく分かりやすいシーンがありました。
サイドバックの幅の取り方です。
 
 
この状況で、MFが相手FWからボールを奪います。CBが深さを取り、MFからボールを受けます。
MFがボールを奪った瞬間に、SBが幅を取る。そこまでの意識は素晴らしいのですが、幅の取り方、つまり準備に課題がありました。
 
まずは、相手FWがボールを持っている状況
20141202_1

そして、多く観られたのが、次のような幅の取り方
20141202_2
 
こうしたほうが、もっと良い準備ができるんじゃないかと思う幅の取り方
20141202_3
 
 
ちょっとした差ですが、次のプレーの精度を決める決定的な差になります。チーム全体でこの差を積み重ねることで、ボールを失わないサッカーが出来るチームになれるかどうかだと思います。
 
この例では、 ” ボールが転がっている間に次の準備をする ” ということも含まれています。
 
 
 
 
オフ・ザ・ボールの状況で、どういう意図をもってプレーに関り続けられるか。
 
 
その選手がとっているポジショニングから読み取ることができます。
 
 
 
 
ポジショニングがいつも良い選手は、選手同士でサッカーの話しが出来る選手だと思います。
 
 
 
 
 

Author: tademako

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