2012-03-24:練習報告 広い方から攻めよう
- 2012年03月25日(日)
- in 10_練習報告, 60_分析評価
- 1 Comments
朝から小雨(霧雨)が降る寒い中、練習は予定通り行われるというアナウンス。よって練習決行!!
30分ほど、ウォームアップをしましたがとても止みそうに無い。
寒いし、ちょっとゲームで楽しんで帰ろう!という作戦で、2年生と一緒にゲームをやることに。
しかし、1時間後くらいに雨が上がり、練習やめようと思っても選手達は楽しくて止めたくない。
結局最後までひたすらゲームでした。
ま、選手達にとってはとても楽しい時間だったと思います。
コーチ達は寒かったけど...
さて、ゲーム中何度か注意したこと。
ボールをとめる方向を意識すること と 狭いところに突っ込まないこと
つまりは、周りが見れてないとダメだよってことです。
ボールが来た方向に止める・目の前が狭いのに突っ込んじゃう。それじゃ相手の思う壺。だから広いところへ行こうよ!ってこと。
さてさて、重要なことは、『広いところってどんなところ』ってのを、選手達と正しく共有しないといけない。
僕が広いところと指す場所は
スペースがあり、相手選手が少なく、味方が近くにいる 場所
逆に狭いところといってる場所は
スペースがなく、相手が沢山いて、味方のサポートが受けれない 場所
よく分かりませんねぇ…伝え方が良くない。
僕が伝えたいことは、次のことなんです。
広いところ == 数的優位が作りやすい場所だよ
狭いところ == 数的不利になっている場所だよ
そう、数的優位の場所で勝負をしようよ!!ってことです。
数的優位を作るってのは、サッカーの基本だと思うんです。ザックジャパンは、右サイドから正確にサイドチェンジし、左サイドで数的優位を作って崩すって戦術。
文章で書くとこうなるかな。
イメージしてください...
・CBの吉田から、右サイドの高い位置にいる右SBの内田へパス。
・内田のサポートへ、右ボランチの長谷部と右SHの岡崎が敵を引き連れてよってくる。
(ここで相手は右サイドの守備へ意識と体がよる)
・内田は、充分相手を引き付けたことを確認し、CBの吉田へ戻す。
・更に寄ってくる敵をあざ笑うように、最終ラインまで落ちてきた左ボランチの遠藤へ素早くパス。
・遠藤が受けたときには、左SBの長友は高い位置にポジショニング終了。
・遠藤は、相手を引き連れて落ちてきた香川の足元へ鬼のようなパス。
・しかし技術の高い香川は、遠藤に正確にパスを戻す。
・香川が落ちてきたと同時にサイドを駆け上がり相手の裏を取る長友。
・香川があけたスペースにするすると入ってくるトップ下の本田。
※もともと少ない相手に対し、この時点で完全に数的優位な状況ができてるはず!
・遠藤は、本田へ”スイッチ”をこめたパスを送り込む。
・長友、本田は1人のDFを2人のパス交換で突破し、左サイドからセンタリング
・ニアに突っ込むCFの前田に相手は引き付けられ、ファーから右SHの岡崎が飛び込み得点!
汚い図で説明するとこんな感じですかね。
こんな旨い事いくかよ!!って感じですが、こんなことをひたすらやってますよ。もちろん、オフ・ザ・ボールの時の動きの質が問われます。今のところ、香川の個と長友のスプリントを活かせる左サイドオンリーですが。
『素早く正確にサイドチェンジを行い、数的優位を作る』
こんなことが出来るようにならないかなぁ~
[…] 2012-03-24:練習報告 広い方から攻めよう […]