2013-01-06:練習&試合 受ける位置と向き

 
先日は、恒例の初蹴り会。グラウンドがドロドロのなか、多くの保護者の方にも参加頂き、選手達も楽しそうにボールを蹴りました。お父さん、お母さんの前で思いっきりサッカーをする。とても楽しそうでした。写真が大量にあるので、準備でき次第アップしたいと思います。

さて、6日は『市原スポレクパーク』で練習試合。千葉美浜FCコパソルの4,5年生にも遠征頂きました。ありがとうございました。
2時間しかないため、2002年組だけで試合が出来たのは計30分。

試合を通して良かった点は

・コントロールの精度が高かった
・パスカットが沢山あった
・選手間の距離がよかった

なにより、

選手達が自信をもってプレーをしていた!

ことが大収穫。しっかりコントロールができ、少しずつ周りが見れるようになってきた成果だと思う。

さて、試合まで時間が沢山あったので、いつものコントロールトレーニング。
少しずつ、 動きとタイミング を意識したオーガナイズ。

◎ 対面コントロール & パス
◎ 反転コントロール & パス
◎ サイドチェンジ

まずは、対面コントロール & パス。

基本中の基本のトレーニング。数分やった後、受ける前に1歩前へ出る動きを加えた。パスの受け手に動きが発生したことで、出し手と受け手のコミュニケーションが必要になる。そこまで意識して欲しかったが…コントロールすることで精一杯な様子。なかなかコミュニケーションをする様子が無いので、もう少しコミュニケーションが出やすいように変更。

それが、反転コントロール&パス

これだと、受け手と出し手がそれぞれタイミングを図るように ” 声が出る ” ようになる。” 次 ” のアクションが明確だからなのか。
イメージとしては、ディフェンスラインから中盤の選手がボールを受け、素早く前を向くイメージ。もちろん、受け手の選手の首振りは必須。何より、ワンタッチで、なんでも出来る場所へボールをコントロールすることが重要!
プラスアルファの技術として伝えたのは、 『 ジャンプして方向を変える 』 こと。『コントロール その4:ボールを挟む』 で、背伸びをするように体を浮かすメリットで書き、『コントロール その5:まとめ&思い』 で、セスク選手の実際の画像で説明した通り。ジャンプすることで、体の向きを変えることと正確にコントロールすることが同時に簡単に出来るようになる。実際に、多くの選手がコツを掴んでいた。
※振り向くときと、振り向かず前を向いた選手へパスをする(落とす)選択肢があることも徐々に教えてあげないといけない…

 
最後に、サイドチェンジを意識したコントロール&パス。
このトレーニングは、技術を高めるというより、今までトレーニングしてきた技術を活かす戦術の理解になる。
今回は、DFラインを想定した。まず、真横に並んでパスを受ける場合の問題点を2つ説明する。
・受ける際、視野を確保することが困難である点
・パスカットされたときに一気に2人とも抜かれてしまう点

『 解決策は? 』 と聞けば、
『 後ろに下がってもらう 』 と正解。さすが ” 頭はいい ” 。

実際のオーガナイズはこちら

いたってシンプルなトレーニング。さて、何を言わず始めさせると、どういう状態になるかというと…

『 全員がボールを見つめている 』

まず、CB役は以下のようになる。
 1)CBはボールを持っている方に体をむけ、サイドステップで下がる。
   ⇒ ボールが心配でしかたない?
 2)下がりながらボールを呼ぶため、ボールに正対した状態でボールを受ける。
   ⇒ 逆サイドに背中を向けてる
 3)逆サイドへ展開するために、もう2タッチ必要になる。
   ⇒ 次のプレーに移る時間がかかる

 2)の時点で、相手のプレッシャーがあればドンドン追い込まれてしまう。なぜなら選択肢が少ないから。
 最終的にボールを奪われ大ピンチ!!

以下の2点を指導する。目的は、視野の確保と、素早いプレー移行。
 1)コート全体を観ながら下がり、次のプレーをイメージしておくこと
   ⇒ バックステップで、周りを観ながら深さを取る。自然と半身になるメリットもある
 2)ボールが来る反対の足でコントロールすること
   ⇒ 相手ゴールに向かって正対した状態でコントロール出来るため選択肢が多くなる

伝えれば出来る。あとは、無意識で出来るようになるまで継続することが大事。

今回はSBのコントロールには声をかけなかった(時間が無かった)。
これは、僕から選手への宿題。

『 CBからボールを受けたSBは、まずどこを目指すの? 』
『 その為の体の向き、コントロールはどうするの? 』

これからは ” 受ける位置と向き ” も意識しよう!!
 

試合の帰り、『 おなかすいた~ 』『 餃子! 』『 肉! 』『 とんかつ! 』と食べ物の話ばかり。
沢山晩御飯たべたことでしょう!!
 

Author: tademako

2 Responses to “2013-01-06:練習&試合 受ける位置と向き”

  1. 2013-08-01:夜間練習 イメージの有無 « 稲毛FC 2002年組 - 2013年8月2日

    […]   全日本少年サッカー大会で、毎日熱戦が繰り広げられている。ベスト4が出揃い、土曜日には決勝戦。準々決勝からは、フル動画を観ることができるので、是非観てみよう!!   JFA TV ⇒ http://www.jfa.or.jp/jfatv/index.html     さて、今日は夜間練習。2002年組は、ハヤト、ダイキ、タツキ、コウチャン、アキノリの5名、計18人…今日はゲーム参加は無理か…。 19:30に到着したときには、ターンのトレーニングだった。これは2002年組も昨年何回かやったことある。その時の記事はこちら。2013-01-06:練習&試合 受ける位置と向き   オーガナイズもほぼ同じ。   その時に書いていた内容を転載する。 ” イメージとしては、ディフェンスラインから中盤の選手がボールを受け、素早く前を向くイメージ。もちろん、受け手の選手の首振りは必須。何より、ワンタッチで、なんでも出来る場所へボールをコントロールすることが重要! プラスアルファの技術として伝えたのは、 『 ジャンプして方向を変える 』 こと。『コントロール その4:ボールを挟む』で、背伸びをするように体を浮かすメリットで書き、『コントロール その5:まとめ&思い』 で、セスク選手の実際の画像で説明した通り。ジャンプすることで、体の向きを変えることと正確にコントロールすることが同時に簡単に出来るようになる。実際に、多くの選手がコツを掴んでいた。 ※振り向くときと、振り向かず前を向いた選手へパスをする(落とす)選択肢があることも徐々に教えてあげないといけない… ”   この通りのことを、ダイキ・タツキに伝えた。軸足が ” ベタァ~ ” ってくっついてる。まだまだ体に染み付いていないようだ。     この後、背後からのプレッシャーをつける。徐々に負荷を高めていく感じ。ここで思ったのは、 ” ディフェンスをつける ” オーガナイズは難しいということ。なにも言わないで、ただ「プレッシャー掛けて!」って言うと…   普通に、中(ゴールへの道)ががら空きになる。   つまり、 「 オフェンスが動き出したら、そのまま付いていくの? 」 「 おいおい、そんなにオフェンスにべったりくっつくのか? 」 「 ゴールあいちゃったよ 」 「 ドリブルされちゃうよ 」 「 アプローチっていつ行くの? 」 ってことになってしまいます。    どうようのことは、オフェンスに言える。対人のトレーニングは、ゲーム形式が一番いいんだろうなぁ...と感じたわけです。     あと、もうひとつ気になったこと。このTRでは、 ” 敵を背負う ” というシーンが多く現れる( 良い、悪いは置いといて )。2002年組は、散々ボールを奪われない為の1vs1トレーニングをやってきたはず!!   どこで、相手を抑えるんだっけ? どうやって相手に仕掛けるんだっけ? 相手の何を利用して反転するんだっけ?   .....まったく意識されていない。       ターンも、敵を抑えることもトレーニングでやったこと。   技術は、トレーニングの積み重ね。 試合で発揮するための技術を習得するためのトレーニング。     メニューが違うと、持っているはずの技術が出てこない。それではゲームでも出てこない。トレーニングの ” 量と質 ” ともに十分でないということなので、僕達指導者側が確認し課題として継続しなければいけない。   選手達には、次のことを考えて欲しい。限られた量の中で、技術を高めるには何が重要なんだっけ?   […]

  2. 2013-10-12/13:前を向く(C2 視野の確保) « 稲毛FC 2002年組 - 2013年10月16日

    […] 2013-01-06:練習&試合 受ける位置と向き オーガナイズは2つ。     […]