朝練:ワンツーの駆け引き

 
最近の朝練では、『 相手を動かし、相手の逆を取る 』ことを意識したトレーニングをしている。

今朝は、ドリ ⇒ ワンツー で相手1人を突破することをやった。

ひと言で『 ワンツー 』といっても、様々なシチュエーションがあり、そのシチュエーションごとに考えなければいけないことや、求められる技術は異なる。

今回は『 密集地帯でのワンツー突破 』をイメージした。

密集地帯なので、ボール保持者はスピードに乗っていない。DFも十分対応するだけの余裕がある状態。そこでワンツー突破するために必要なこと。

ずばり『 駆け引き 』

ワンツー突破は、次のことを気をつけなければならない。

1)壁へのパスをカットされてはいけない
2)正対するDFより先に抜け出さなければいけない

1)壁へのパスをカットされてはいけない
ここでカットされれば一気に形勢逆転。最悪2人が一気に突破されることになり、数的不利でカウンターを喰らってしまう。

2)正対するDFより先に抜け出さなければいけない
リターンパスをカットされるケース。いきなりカウンターを喰らう状況にはなりにくいが、相手ボールになってしまうケースが多い。どちらにしろチャンスはつぶれる。

ま、当然のこと。

だからといって、安全策にとらわれていては突破は出来ない。リスクを犯さないと突破は出来ない。で、密集地帯でワンツーをするために犯すリスクとはなにかというと、『 あえて、壁側にDFを動かす 』こと。

通常のパスは、DFにパスコースを読まれないようにし、受け手を楽にさせてあげることを考える。密集地帯では、あえてその逆をやる。

ボールは人より速く動けるから、ボールにリスクを取らせる
 

実際の動きを文章にするとこんな感じ。

1)DFと正対する
2)あえて壁側へ体を向け、ボールも壁側へ動かす
3)DFが付いて来たら、すばやく壁側とは反対足の ” アウトサイド ” でパス
4)パスした足を一歩目にして、DFの背中を駆け抜ける

で、昨日のAマッチの中で、まさにこれ!っていうシーンがあった。

オランダ vs イタリア戦 終了間際イタリアの同点ゴール!(動画の2:36あたりから)

静止画でみる


 
このシーンはゴール前だけど、タッチライン沿いでは良く見かける技術。香川選手とかも良くやっているので、意識してみるとよい。
 

相手を動かす。 相手を観る。

サッカーと言えば … 駆け引き!!
 

Author: tademako

One Response to “朝練:ワンツーの駆け引き”

  1. ワンツーを考察する - 稲毛FC(FC千葉なのはな稲毛) 2002年組 - 2013年5月14日

    […] 密集地帯でのワンツー突破 』くらいでした。 ※参考記事:朝練:ワンツーの駆け引き     […]